茶筅がないときの抹茶の点て方
抹茶をもらったが茶筅がない、抹茶ラテを家で作りたい、たまにしか飲まないので道具を揃えるか迷う――茶筅の代用品は家にあるもので間に合います。茶筅がしているのは「細い穂先で抹茶の粉をお湯に散らし、空気を含ませて泡立てる」ことなので、粉のダマをほぐして細かく攪拌できるものがあれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 電動ミルクフォーマー | ★★★★★ | 細かい泡が短時間で立つ | 浅い器だと飛び散る |
| 小さめの泡立て器 | ★★★★☆ | ダマをほぐしながら混ぜられる | 泡は粗めになる |
| 蓋付き容器で振る | ★★★★☆ | 振るだけで均一に混ざる | 熱いお湯を入れて振らない |
| 茶こし+スプーン | ★★★☆☆ | ダマなく溶かせる | 泡は立たない |
| 市販の茶筅 | ★★★★★ | 本格的 | 洗剤を使わず乾かして保管する |
茶筅の代用品の選択肢
電動ミルクフォーマー
代用としては最も茶筅に近い仕上がりになります。先端の小さなリングが高速で回り、抹茶の粉を散らしながら細かい泡を立てます。抹茶に少量のお湯を注ぎ、先端を液面の少し下に入れてスイッチを入れるだけです。
浅い茶碗で回すと周りに飛び散ります。マグカップなど深さのある器で点て、スイッチは先端を液に沈めてから入れてください。止めるときも、液の中で止めてから引き上げます。
小さめの泡立て器
ドレッシング用などの小さな泡立て器があれば、茶筅と同じ動かし方で使えます。手首を使って前後に細かく振ると、ダマがほぐれて表面に泡が立ちます。
ワイヤーの本数が茶筅の穂より少ないため、泡は粗めです。先に抹茶を少量のお湯で練っておくと、ダマが残りにくくなります。金属のワイヤーで器の底を強くこすると傷が付くことがあるので、底から少し浮かせて動かしてください。
蓋付き容器で振る
シェイカー、水筒、空のペットボトルなど、蓋がしっかり閉まる容器に抹茶と水を入れて振る方法です。全体が均一に混ざり、表面に泡も立ちます。冷たい抹茶やアイス抹茶ラテに向いています。
熱いお湯を入れて振るのは避けてください。容器の中の空気が膨らみ、蓋を開けたときに中身が噴き出すおそれがあります。水か常温の牛乳で振り、温かくして飲みたい場合は振ったあとに温めます。
茶こし+スプーン
道具が何もないときの方法です。抹茶を茶こしでふるって器に入れ、少量のお湯を加えてスプーンの背でペースト状に練ります。なめらかになってから残りのお湯を足すと、ダマのない抹茶になります。
泡は立たないので、口当たりは点てた抹茶と変わります。お菓子作りで抹茶を溶かすときや、牛乳で割って抹茶ラテにする場合はこの方法で十分です。
市販の茶筅
竹を細く割いて作られた専用の道具で、穂の本数によって泡の細かさが変わります。竹製のほかに、手入れが簡単な樹脂製もあります。日常的に抹茶を点てるなら、仕上がりは代用品より安定します。
竹製は洗剤を使わず、水かぬるま湯の中で振ってすすぎます。濡れたまましまうとカビの原因になるため、穂先を上にしてよく乾かしてください。茶筅を立てて形を整える専用の台を使うと、穂先が長持ちします。
茶筅の代用品を使うときのコツ
- 抹茶は先にふるう:茶こしを通すだけでダマが大きく減る。
- 少量のお湯で練ってから伸ばす:一度にお湯を注ぐと粉が浮いて固まる。
- 沸騰したてのお湯は少し冷ます:熱すぎると苦みが強く出る。
- 深さのある器を使う:マグカップなら飛び散らず、攪拌もしやすい。
- 時間を置かずに飲む:抹茶は溶けているのではなく散っているだけなので、置くと沈む。
シーン別に見る茶筅の代用品のおすすめ
泡のある抹茶を飲みたい
電動ミルクフォーマーが最も近い仕上がりです。マグカップにふるった抹茶と少量のお湯を入れ、十数秒回せば細かい泡が立ちます。なければ小さめの泡立て器を前後に細かく振ってください。
冷たい抹茶や抹茶ラテを作りたい
蓋付き容器で振る方法が手軽です。抹茶と水または牛乳を入れて振るだけで、ダマなく混ざります。熱い飲み物にしたいときは、振ったあとで温めてください。
お菓子作りに抹茶を溶かしたい
茶こしでふるい、少量のお湯でスプーンで練る方法で十分です。泡を立てる必要がないので、道具を増やさずに済みます。生地に混ぜる場合は、粉類と一緒にふるうとむらになりにくくなります。
