接着剤がないときのくっつけ方
子どもの工作で急に必要になった、紙を貼りたいだけ、買い置きが固まって使えない――家にあるもので代わりになります。ただし接着剤は素材ごとに向き不向きがはっきり分かれるため、何をくっつけたいかで選択肢が変わります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 両面テープ | ★★★★★ | 乾燥を待たずすぐ固定できる | 凹凸のある面には貼れない |
| 小麦粉と水で作る糊 | ★★★★☆ | 紙工作なら十分な接着力 | 日持ちせず数日で傷む |
| ご飯粒を練る | ★★★★☆ | 昔ながらの紙用の糊 | 紙以外には使えない |
| マスキングテープ・セロハンテープ | ★★★★☆ | 仮留めなら十分 | 時間が経つと剥がれる |
| 市販の接着剤 | ★★★★★ | 本格的 | 素材に合ったものを選ぶ |
代用品の選択肢
両面テープ
紙、布、軽いプラスチックであれば、両面テープが最も手軽で確実です。乾燥を待つ必要がなく、貼った瞬間に固定できるので、工作の作業が止まりません。強力タイプなら小物の壁掛けにも使えます。
ざらついた面や曲面には密着しないため、そこは液体の接着剤が必要です。重いものを支えるにはテープの幅と面積が要るので、点ではなく線や面で貼るようにしてください。
小麦粉と水で作る糊
小麦粉大さじ2に水を大さじ3ほど加えて混ぜ、弱火で加熱しながら練るととろみのある糊になります。冷ましてから使えば、紙同士の接着には十分な強さです。子どもが触っても安全な材料でできるのが利点です。
防腐剤が入っていないので、常温では数日で傷みます。作り置きせず、使う分だけ作ってください。塗りすぎると紙が波打つので、薄く伸ばすのがきれいに仕上げるコツです。
ご飯粒を練る
炊きたてのご飯粒を数粒つぶして練ると、粘りのある糊になります。昔から障子や封筒の封に使われてきた方法で、紙同士なら実用的な強度が出ます。
使えるのは紙に限られ、木やプラスチックには効きません。乾くと透明に近くなりますが、量が多いと固まりが目立ちます。米粒を数粒ずつ、薄く伸ばして使ってください。
マスキングテープ・セロハンテープ
仮留めや、しばらく持てばいい場面ならテープで十分です。マスキングテープは剥がしやすく、貼り直しもできるので、位置を決めながら作業できます。
時間が経つと粘着力が落ちて剥がれ、セロハンテープは黄ばみます。長く残したい作品や、力のかかる部分には向きません。裏側から貼れば、表からは見えず見た目も保てます。
市販の接着剤
紙や布ならでんぷん糊や木工用ボンド、プラスチックや金属なら瞬間接着剤、屋外や重いものには多用途タイプ、と素材ごとに分かれています。100円ショップにも一通り揃っており、用途に合わないものを使うと固まらなかったり素材が変質したりするので、パッケージの適用素材を確認して選んでください。
使うときの注意
- 薄く塗る:厚く塗っても強くならない。かえって乾きが遅くなる。
- 乾くまで固定する:クリップや洗濯ばさみで押さえておくと接着面が密着する。
- 油分と汚れを落とす:接着面が汚れているとくっつかない。乾拭きしてから貼る。
- 瞬間接着剤は換気して:指同士がつくと危険。子どもの手の届く場所に置かない。
- 食器・食品に触れるものは避ける:代用の糊も市販品も、口に入る部分には使わない。
シーン別のおすすめ
子どもの工作・宿題
小麦粉の糊が安全で扱いやすく、材料も家にあります。紙を貼る、画用紙を重ねるといった作業には十分な強度が出ます。使う分だけ作り、余ったら捨ててください。乾くまで時間がかかるので、洗濯ばさみで留めておくときれいに接着できます。
紙を貼りたいだけ
両面テープかご飯粒で足ります。書類や封筒の封なら、テープのほうが早く確実です。写真やスクラップのように後で剥がすかもしれないものは、マスキングテープで留めておくと台紙を傷めません。
壊れた小物を直したい
ここは代用が効きにくい場面です。プラスチックや陶器、金属は素材に合った市販の接着剤でないと固まらず、無理にテープで留めても外れます。食器の欠けやガラス製品は破片が危険なので、無理に直さず処分するか、専門の修理に出すほうが安全です。
