座布団が足りないときの座席づくり
法事や集まりで来客の人数分がない、引っ越したばかりで買っていない、急に床に座ることになった――家にあるもので代わりになります。座布団がしているのは「床の硬さと冷たさを和らげ、座る位置を示す」ことなので、適度な厚みのあるものがあれば足ります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| クッション | ★★★★★ | 厚みも大きさもちょうどよい | 柔らかすぎると沈む |
| バスタオルを畳む | ★★★★☆ | 厚みを枚数で調整できる | ずれやすい |
| 畳んだ毛布・ひざ掛け | ★★★★☆ | 面積が広く底冷えを防ぐ | かさばる |
| ヨガマット・ラグを切らずに折る | ★★★☆☆ | 床の冷たさを遮断できる | クッション性は控えめ |
| 市販の座布団 | ★★★★★ | 本格的 | 用途でサイズを選ぶ |
代用品の選択肢
クッション
厚みと面積が座布団に近く、最も自然に代用できます。ソファ用のクッションなら大きさも十分で、そのまま床に置けば違和感がありません。カバーを外して洗えるものが多いのも利点です。
羽根やビーズの入った柔らかいものは、座ると沈み込んで床に当たることがあります。長時間座るなら、中身が詰まってしっかりしたものを選んでください。来客用に使うなら、カバーの色柄をそろえると見た目が整います。
バスタオルを畳む
1枚を四つ折りにすれば、ちょうど座布団ほどの大きさと厚みになります。枚数や折り方で高さを調整できるので、子ども用に低くしたり、大人用に厚くしたりと融通が利きます。
ずれやすいのが難点なので、畳んだ後に軽くアイロンをかけるか、下に滑り止めシートを敷くと安定します。人数が多いときはタオルの色をそろえると、間に合わせ感が和らぎます。
畳んだ毛布・ひざ掛け
面積が広く、畳めば厚みも出せるので、床の冷たさを遮るには最適です。冬場の集まりでは、座る部分だけでなく足元まで覆えるのが利点になります。
かさばるため、人数分を用意するのには向きません。来客が2〜3人までのときや、こたつ周りに敷いて使う場面で活躍します。使った後は畳みジワが付くので、しまう前に広げて風を通してください。
ヨガマット・ラグを折る
床の冷たさと硬さをまとめて遮れます。ヨガマットは滑りにくく、折り重ねればある程度の厚みも出せます。切らずに折って使えば、後で元の用途に戻せます。
クッション性は座布団に及ばないので、長時間座る場面ではタオルを重ねて厚みを足してください。人が乗って折り目が付くことがあるため、大切なラグを使うのは避けたほうが無難です。
市販の座布団
来客用の銘仙判、普段使いの小さめサイズ、椅子に置くシートタイプと種類があります。法事や正式な場面で使うなら、無地で落ち着いた色のものが無難です。
置き方にも決まりがあり、縫い目のない「わ」の辺を膝側(前)に向け、カバーのファスナーは奥側にします。来客に勧めるときは、すすめられてから座るのが作法なので、あらかじめ座る位置に置いておくと親切です。
使うときのコツ
- 厚みは3〜5cmを目安に:薄すぎると床に当たり、厚すぎると不安定になる。
- 滑り止めを敷く:フローリングではタオルもクッションもよく滑る。
- 色をそろえる:人数分を代用でまかなうなら、統一感があるだけで印象が変わる。
- 底冷え対策を兼ねる:冬は下に一枚敷くと、座り心地が大きく変わる。
- 来客用は清潔なものを:普段使いのクッションは、カバーを洗って用意する。
シーン別のおすすめ
法事や来客で人数分が必要
クッションが最も自然です。足りない分はバスタオルを畳んで補い、その上からそろいのカバーや布をかけると、見た目の差が目立ちません。改まった場では柄物より無地を選んでください。
子どもが床で作業するとき
バスタオルを畳む方法が扱いやすく、汚れても洗えるので気を使いません。高さを低めにすると机との高さが合い、姿勢も安定します。
冬に床が冷たい
畳んだ毛布かヨガマットを下に敷き、その上にクッションを重ねるのが効果的です。床からの冷えは座面の厚みだけでは防ぎきれないので、断熱する層を一枚挟むのが近道です。
