レモン絞り器がないときの絞り方
唐揚げにレモンを添えたい、はちみつレモンを作りたい、レシピに果汁が必要になった――専用の道具がなくても果汁は絞れます。絞り器がしているのは「果肉を押しつぶして果汁を出し、種を止める」ことなので、押す道具と種をこす道具があれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 手で絞る+フォーク | ★★★★★ | 道具いらずで果汁がよく出る | 手が汚れる、種が落ちる |
| トングや菜箸で挟む | ★★★★☆ | てこの力でしっかり絞れる | 力の入れすぎで皮が割れる |
| 茶こし・ザルでこす | ★★★★★ | 種と果肉を確実に止める | 絞る道具は別に必要 |
| コップとスプーンで押す | ★★★★☆ | 果汁を受けながら絞れる | 薄いグラスは割れることも |
| 市販のレモン絞り器 | ★★★★★ | 本格的 | 洗いやすさで選ぶと続く |
代用品の選択肢
手で絞る+フォーク
最も手軽な方法です。半分に切ったレモンの断面にフォークを刺し、ひねりながら握ると、繊維がほぐれて果汁が一気に出ます。フォークが絞り器の突起の役割を果たすので、手だけで絞るより明らかに量が増えます。
断面を上向きにして絞ると、種が果肉に残って落ちにくくなります。手の傷やささくれに果汁がしみるので、気になる場合はポリ手袋を使ってください。絞る前にレモンを台の上で転がして少し潰しておくと、果汁がさらに出やすくなります。
トングや菜箸で挟む
トングでレモンを挟んで握ると、てこの原理で力が伝わり、手で絞るより楽に果汁が出ます。菜箸の場合は、半分に切ったレモンの断面に差し込んでぐりぐりと回すと、果肉が崩れて果汁が出ます。
力を入れすぎると皮が割れて白いワタの苦みが出るので、断面が崩れてきたら止めてください。トングは先が平らなものより、ギザギザが付いたもののほうが滑らず扱いやすくなります。
茶こし・ザルでこす
絞る道具ではなく、種と果肉を止める役割です。コップやボウルの上に茶こしを置き、その上でレモンを絞れば、種が料理に落ちません。目の細かいザルでも同じことができます。
絞り器を使わない場合、種の混入がいちばんの失敗要因です。この一手間を加えるだけで、仕上がりの印象が変わります。茶こしに残った果肉はスプーンの背で押すと、最後の果汁まで搾り取れます。
コップとスプーンで押す
厚手のコップに半分に切ったレモンを断面を下にして入れ、スプーンの背で押し付けながらひねると、果汁がコップに溜まります。受け皿と絞り器を兼ねられるのが利点です。
薄いガラスのコップは割れる危険があるので、厚手のマグカップや金属製のカップを使ってください。口が広く、底が平らなものほど安定します。
市販のレモン絞り器
受け皿一体型、押しつぶすプレス型、電動タイプと種類があります。プレス型は力が要らず果汁がよく出るので、量を絞る人に向いています。受け皿一体型は種も止められて洗い物も少なく済みます。
選ぶときは洗いやすさを重視してください。溝が細かい製品は果肉が詰まりやすく、使うたびに洗うのが面倒になると出番が減ります。使用後はすぐ洗うと、果汁の酸による変色やにおい残りを防げます。
絞るときのコツ
- 常温に戻す:冷えたままだと果肉が硬く、果汁が出にくい。
- 転がしてから切る:台の上で手のひらで転がすと繊維がほぐれて果汁が増える。
- 縦ではなく横に切る:房を横断するように切ると、すべての房から果汁が出る。
- 種はこして止める:茶こしを一枚かませるだけで失敗がなくなる。
- 絞りすぎない:皮まで搾ると白いワタの苦みが出る。
シーン別のおすすめ
揚げ物に少しだけ添えたい
手で絞る方法で十分です。切ったレモンをそのまま皿に添えれば、食べる人が好みの量をかけられます。種が落ちるのが気になる場合は、切り口をガーゼや薄いキッチンペーパーで覆って輪ゴムで留めると、種を止めつつ果汁だけが出ます。
レモネードや料理でまとまった量が必要
トングで挟む方法とボウルに置いた茶こしの組み合わせが効率的です。何個も絞るなら、先にすべて半分に切り、常温に戻してから一気に作業すると手早く終わります。
果汁を保存しておきたい
絞った果汁は製氷皿に入れて冷凍すると、1個分ずつ使えて便利です。酸で金属が傷むことがあるので、保存はガラスかプラスチックの容器を選んでください。冷蔵では風味が落ちやすいため、使い切れない分は早めに冷凍に回します。
