本棚がないときの本の置き方
引っ越し直後で家具が届かない、本が増えて入りきらない、部屋が狭くて置けない――家にあるもので本は収まります。本は見た目より重く、本棚に求められるのは「たわまない強度」と「倒れない安定」の2点。ここを外さなければ代用は十分に成り立ちます。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| カラーボックス | ★★★★★ | 棚として必要な強度がある | 幅の広い段はたわむ |
| 段ボール箱を横向きに積む | ★★★☆☆ | すぐ用意できて費用ゼロ | 重さでつぶれる・湿気に弱い |
| 収納ボックス・かごに立てて入れる | ★★★★☆ | 移動でき見た目も整う | 背表紙が見えにくい |
| 押し入れ・クローゼットの棚 | ★★★★☆ | 家具を増やさず収まる | 湿気対策が必要 |
| 市販の本棚 | ★★★★★ | 本格的 | 転倒防止の固定が前提 |
代用品の選択肢
カラーボックス
本棚の代わりとして最も使われている方法です。文庫やコミックなら高さがちょうど合い、縦置きでも横置きでも使えます。横に倒して低く置けば安定し、上に物も置けるので部屋がまとまります。
本を詰めると棚板が中央からたわむので、1段に入れる量は控えめにするか、板の下に木片を挟んで支えてください。縦置きにする場合は転倒防止の金具か突っ張り棒で壁と固定します。本は下段に、軽いものを上段にすると重心が下がって安全です。
段ボール箱を横向きに積む
引っ越しの箱をそのまま使う方法。横向きに置いて本を並べれば、当面の棚になります。費用がかからず、いらなくなれば畳んで捨てられます。
本の重さで底や側面がつぶれるので、小さめの箱に分け、積み上げるのは2〜3段までに。湿気を吸うと強度が落ちてカビの原因にもなるため、床に直接置かず、すのこや板を敷いてください。あくまで数週間の一時しのぎと考えたほうがいい方法です。
収納ボックス・かごに立てて入れる
丈夫な収納ボックスに本を立てて入れる方法。持ち運べるので模様替えや掃除が楽で、ふた付きならほこりもかぶりません。読む本を選んで数冊ずつ入れておけば、必要なときに箱ごと移動できます。
背表紙が見えにくく、探すのに手間がかかるのが弱点。箱の側面に中身を書いたラベルを貼ると解決します。持ち上げることを考えると、1箱に詰めすぎないほうが扱いやすくなります。
押し入れ・クローゼットの棚
新しい家具を増やさずに済む方法です。押し入れの中段は奥行きがあるので、本を前後2列に並べれば相当な量が入ります。扉を閉めれば日焼けもしません。
湿気がこもりやすい場所なので、除湿剤を置き、時々扉を開けて換気してください。床に直接置かず、すのこを敷いて空気の通り道を作ると安心です。奥の列は取り出しにくいので、読み返さない本を奥に回すと使いやすくなります。
市販の本棚
文庫専用の薄型、可動棚で高さを変えられるもの、扉付きで日焼けを防ぐものなどがあります。本は面積あたりの重さが大きいので、棚板の耐荷重の表示を確認して選んでください。背の高いものは必ず壁に固定します。地震で倒れると出入口をふさぐことがあるので、置く向きも含めて考えておくと安心です。
使うときの注意
- 転倒防止を必ず:本を詰めた棚は非常に重い。背の高いものは壁と固定する。
- 重いものは下段へ:重心が下がると倒れにくく、棚板のたわみも減る。
- たわみを見張る:棚板が反ってきたら入れすぎのサイン。量を減らす。
- 床に直置きしない:湿気を吸ってカビる。すのこや板を挟む。
- 直射日光を避ける:背表紙が色あせ、紙も傷む。
シーン別のおすすめ
引っ越し直後で家具が届かない
段ボール箱を横向きに置くのが最も早い方法です。小さめの箱に分けて2〜3段までにとどめ、床にはすのこか板を敷いてください。数週間で本棚が届くならこれで十分ですが、長引くならカラーボックスを1つ入れたほうが本も傷みません。
本が増えて入りきらない
押し入れやクローゼットの棚に前後2列で収めるのが、部屋を広く使いながら量を確保できる方法です。読み返さない本を奥に、よく開く本を手前に置くと使い勝手が落ちません。湿気対策として除湿剤を置き、時々換気してください。
部屋が狭くて置き場所がない
カラーボックスを横置きにして低い棚にすると、圧迫感が出ず上も使えます。収納ボックスにまとめてベッド下に滑り込ませる方法も有効です。壁面に突っ張り棒と板で薄い棚を作る手もありますが、本の重さに耐えられる耐荷重かどうかを必ず確認してください。
