魚焼きグリルがないときの焼き方
コンロに魚焼きグリルが付いていない、掃除が面倒で使いたくない、一人暮らしの部屋に備わっていない――家にある道具で魚は焼けます。グリルがしているのは「強い熱で表面を焼き固め、余分な脂を落とす」ことなので、高温を当てられて脂を受けられる道具があれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フライパン+クッキングシート | ★★★★★ | 片付けが最も楽 | 皮はパリッとしにくい |
| トースター | ★★★★★ | 上から強い熱が当たる | 受け皿と汚れ対策が必要 |
| オーブン | ★★★★☆ | 大きな魚も丸ごと焼ける | 予熱に時間がかかる |
| ホットプレート | ★★★☆☆ | 卓上で焼ける | 脂と煙が出やすい |
| 市販のグリルパン | ★★★★★ | 本格的 | コンロに合うサイズを選ぶ |
魚焼きグリルの代用品の選択肢
フライパン+クッキングシート
最も手軽で、後片付けも簡単な方法です。フライパンにクッキングシートを敷き、油を引かずに魚を並べて中火で焼きます。皮目から5分ほど、返して3〜4分が目安。シートのおかげで皮がくっつかず、きれいに返せます。
グリルのように上から熱が当たらないぶん、皮のパリッとした食感は出にくくなります。フタをすると中まで火が通りやすくなりますが、水分がこもるので最後の1分はフタを外して水気を飛ばしてください。出てきた脂はキッチンペーパーで拭き取ると生臭さが残りません。
トースター
上から強い熱が当たるので、仕上がりがグリルに最も近くなります。切り身なら8〜10分ほどで焼き上がり、火加減を見ている必要もありません。
受け皿にアルミホイルを敷き、さらにその上に丸めたホイルを数個置いて魚を乗せると、脂が下に落ちて表面が水っぽくなりません。脂が多い魚は煙が出るので、必ず換気してください。庫内に脂が飛ぶため、使用後は冷めてから拭き取ります。
オーブン
200〜220度に予熱して10〜15分。一尾丸ごとの魚や、何枚もまとめて焼きたいときに向いています。天板に並べるだけで放っておけるので、他の料理と並行できるのが利点です。
予熱に時間がかかるため、切り身1枚のために使うと効率が悪くなります。天板にクッキングシートを敷けば、焦げ付きも片付けの手間も減ります。焼き色が足りなければ、最後に数分だけ上段に移してください。
ホットプレート
卓上で焼けるので、干物を家族で食べるときや、焼きながら食卓に出したいときに便利です。温度を一定に保てるため、焦がす失敗が少なくなります。
脂と煙が周囲に飛びやすいのが難点です。クッキングシートを敷くと汚れを抑えられます。においがこもるので換気は必須。プレートの縁から脂が流れ出ないよう、傾きのない場所に置いてください。
市販のグリルパン
波状の溝が付いた鉄製のパンで、余分な脂が溝に落ち、表面に焼き目が付きます。魚のほか、肉や野菜にも使え、そのまま食卓に出せるタイプもあります。
鉄製は使用後すぐ洗って水気を飛ばし、薄く油を塗ると長持ちします。フタ付きのものは蒸し焼きもでき、厚みのある魚でも中まで火が通ります。コンロの五徳に合うサイズか、購入前に確認してください。
魚焼きグリルの代用品で焼くときのコツ
- 焼く前に水気を拭く:表面の水分が残ると生臭さと焦げつきの原因になる。
- 塩を振って10分置く:水分が抜けて身が締まり、臭みも和らぐ。
- 盛り付ける面から焼く:最初に焼いた面のほうがきれいに仕上がる。
- 脂を受ける工夫を:丸めたホイルやシートで脂を落とすと、べたつかない。
- 換気を忘れない:グリル以外は煙とにおいが室内に回りやすい。
シーン別に見る魚焼きグリルの代用品のおすすめ
切り身を一枚だけ焼きたい
フライパンかトースターが手早く済みます。洗い物を減らしたいならフライパンにクッキングシート、皮の香ばしさを重視するならトースターという使い分けが実用的です。
干物や一尾丸ごと焼きたい
オーブンかトースターが向いています。大きさに余裕があるオーブンなら、頭も尾も曲げずに焼けます。途中で一度向きを変えると、焼きムラが減ります。
片付けを最小限にしたい
フライパン+クッキングシートが圧倒的に楽です。焼き終わったらシートを捨てるだけで、フライパン自体はほとんど汚れません。グリルの網と受け皿を洗う手間を考えると、日常的にはこの方法がいちばん続きます。
