金づちがないときの打ち方
家具の組み立てで急に必要になった、壁に小さな釘を打ちたい、年に一度あるかどうかで買っていない――家にあるもので軽い作業なら足ります。金づちの正体は「重さのある塊で叩く」道具なので、硬くて重いものと、手を守る工夫があれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ペンチ・プライヤーの側面 | ★★★★★ | 金属で重さがあり狙いやすい | 打面が小さく手を打ちやすい |
| 厚手の本+当て木 | ★★★☆☆ | 面で押し込める | 強い力はかけられない |
| 缶詰・重い瓶 | ★★★☆☆ | 重さがあり手に持ちやすい | 割れる・へこむ危険がある |
| すりこぎ・麺棒 | ★★★☆☆ | 握りやすく振りやすい | 木が割れることがある |
| 市販の金づち | ★★★★★ | 本格的 | 100円ショップでも買える |
代用品の選択肢
ペンチ・プライヤーの側面
代用としては最も実用的です。金属製で重さがあり、握りやすいので狙いも定まります。小さな釘や画びょう、家具のダボを打ち込む程度なら十分にこなせます。工具箱に入っていることが多いのも利点です。
打つ面が狭いので、外すと指を打ちます。釘は指でつまむのではなく、ペンチのもう一方でつまむか、厚紙に差して支えると安全です。柄の部分ではなく、頭の平らな面で打ってください。
厚手の本+当て木
叩くというより押し込む方法です。釘や部材の上に当て木を置き、その上から厚い本で体重をかけて押します。振り下ろさないので、周囲を傷つける心配がありません。
強い力はかけられないので、柔らかい木に短い釘を刺す、家具のダボを最後まで押し込むといった軽作業に限られます。硬い材料には通用しません。
缶詰・重い瓶
未開封の缶詰や重い瓶は、重さという点では金づちに近いものがあります。底面が平らなので、当てる面も確保できます。
瓶は割れると破片が飛んで非常に危険なので、ガラスは避けて缶を使ってください。缶もへこんで中身が漏れることがあります。手が滑りやすいので、布を巻いて握ると多少扱いやすくなります。あくまで他に何もないときの手段です。
すりこぎ・麺棒
木製のすりこぎは握りやすく、振りやすい形をしています。木の部材を傷つけずに叩けるので、家具の組み立てで部品をはめ込む作業には向いています。
釘のような硬い金属を打つと、木が割れたり凹んだりします。調理器具なので、打撃に使った後は食品に使わないほうがいいものもあります。木同士を叩く用途に絞るのが現実的です。
市販の金づち
釘打ち用のネイルハンマー、片側が釘抜きになっているもの、木槌やゴムハンマーなど用途で分かれています。100円ショップにも小型のものがあり、家具の組み立て程度ならそれで足ります。1本あると家具の組み立てや簡単な修理で必ず出番があるので、代用を繰り返すより買ったほうが早い道具でもあります。
使うときの注意
- 釘を指でつまんで打たない:厚紙やペンチで支えると、外したときに指を打たない。
- ガラス製品は使わない:割れた破片が飛ぶ。瓶を金づち代わりにしない。
- 軍手より素手か作業手袋:軍手は滑ることがある。握りが確かなものを使う。
- 壁の中を確認する:配線や配管がある場所に釘を打たない。下地を確かめてから。
- 賃貸は原状回復を意識:壁に穴を開ける前に、粘着フックで足りないか考える。
シーン別のおすすめ
家具の組み立てでダボを打ち込む
すりこぎや当て木を使う方法が、部材を傷つけずに済みます。強く叩く必要はないので、少しずつ押し込むように進めてください。ペンチの頭を使う場合も、必ず当て木を挟むと跡が残りません。
壁に小さな釘・画びょうを打つ
ペンチの頭で打つのが確実です。釘は厚紙に差して支えると、指を打つ危険がなくなります。壁の中に配線が通っていることがあるので、スイッチやコンセントの真上・真下は避けてください。重いものを掛けるなら、釘ではなく下地を探して専用の金具を使います。
今後も使いそう
ここは代用を続けるより、1本買ったほうが安全で早く終わります。100円ショップの小型でも家具の組み立てには十分です。ゴムハンマーを選べば部材に傷が付きにくく、家具の組み立て用途には金属製より向いています。
