包装紙がないときの包み方
贈り物を今日渡すのに包むものがない、店の袋のままでは味気ない、ラッピング用品を買いに行く時間がない――家にあるもので見栄えよく包めます。包装紙の役割は「中身を隠して、開ける前の期待を作る」ことなので、きれいな面のある紙か布があれば足ります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 紙袋を切り開く | ★★★★★ | 厚みとハリがあり包みやすい | 店名の印刷を裏にする工夫が要る |
| 風呂敷・大判のハンカチ | ★★★★★ | 布ならではの上品さが出る | 相手に返してもらう形になる |
| クラフト紙・無地の包み紙 | ★★★★☆ | 素朴でどんな贈り物にも合う | そのままだと地味 |
| 新聞紙・英字紙・地図 | ★★★☆☆ | 柄として使うと個性が出る | 改まった贈り物には向かない |
| 市販の包装紙 | ★★★★★ | 本格的 | 100円ショップでも買える |
代用品の選択肢
紙袋を切り開く
買い物でたまった紙袋を切り開けば、厚みとハリのある包装紙になります。折り目がしっかり付くので角がきれいに決まり、市販品に近い仕上がりです。無地や落ち着いた色の袋を選べば、そのまま使えます。
店名やロゴが印刷されている場合は、内側を表にして使ってください。無地の面が出るので、そこにリボン代わりの紐や、手書きのタグを添えると雰囲気が出ます。持ち手の部分は切り落として平らな面だけを使います。
風呂敷・大判のハンカチ
布で包むと、紙にはない柔らかさと上品さが出ます。箱ものは風呂敷、小さなものはハンカチで包んで結ぶだけで形になり、包み方の技術も要りません。繰り返し使えるので、贈る側にとっても無駄がありません。
布そのものも贈り物の一部になるので、相手に返させる形にならないよう、渡すときに「そのまま使ってください」と添えるのが自然です。改まった場では、真新しいものを用意すると失礼になりません。
クラフト紙・無地の包み紙
宅配便に入っていた緩衝用の紙や、無地の茶色い紙は素朴な質感で、どんな贈り物にも合わせやすい素材です。麻ひもや麻布と組み合わせると、かえって凝って見えます。
そのままでは地味なので、スタンプを押す、シールを貼る、葉や乾燥花を挟むといったひと手間を加えると印象が変わります。しわが付いている紙は、裏からアイロンを低温で当てると伸びます。
新聞紙・英字紙・地図
英字新聞や古い地図を柄として使う包み方。無地のリボンと合わせると、雑貨店のような雰囲気になります。カジュアルな贈り物や、気心の知れた相手へのプレゼントに向いています。
日本語の新聞は記事の内容が透けて見えるので、慶事や改まった贈り物には向きません。お悔やみや病気に関する記事の面を使ってしまう事故もあるので、必ず内容を確認してください。インクが手や中身に移ることもあります。
市販の包装紙
無地、柄物、和紙風、不織布まで幅広く、100円ショップにもそろっています。贈り物の内容に合わせて色を選ぶだけで印象が変わるので、いくつか常備しておくと急な場面で困りません。慶弔では色や柄に決まりがあるため、改まった贈り物は店で包んでもらうのが確実です。
包むときのコツ
- 紙は箱より十分大きく:一周分と、両端を折り込む分の余裕を取る。
- 折り目を先に付ける:定規を当てて筋を付けてから折ると角が締まる。
- テープは裏側に:表から見える位置に貼らない。両面テープを使うとさらにきれい。
- ひもやリボンで締める:包みが多少荒くても、結びがあるとまとまって見える。
- 改まった場は店で包んでもらう:慶弔の贈り物は表書きや掛け紙の作法がある。
シーン別のおすすめ
親しい相手へのプレゼント
紙袋を切り開いて内側を表に使い、麻ひもで結ぶのが手軽で見栄えもします。手書きのタグを添えるだけで、既製の包装より気持ちが伝わります。新聞紙や地図を柄として使う方法も、相手との間柄によっては喜ばれます。
目上の人・改まった贈り物
風呂敷で包むのが最も失礼がなく、格も保てます。自分で包む自信がなければ、購入した店で包装してもらうのが確実です。慶弔では色や掛け紙の決まりがあるので、間に合わせの紙で済ませないほうが無難です。
小物・お菓子を小分けにする
クラフト紙や無地の紙で包み、シールで留めるだけで十分形になります。透明な袋しかない場合は、底に折った紙を敷くと中身が引き立ちます。数が多いときは同じ包み方でそろえると、まとまって見えます。
