卵切り器がないときのゆで卵の切り方
サラダに輪切りのゆで卵を乗せたい、お弁当用にきれいな断面にしたい、黄身が崩れて見栄えが悪くなる――卵切り器の代用品は家にあるもので十分に間に合います。卵切り器がしているのは「薄い刃を同時に通して、黄身を崩さず均等に切る」ことなので、薄くて抵抗の少ないもので一度に切れば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 濡らした包丁 | ★★★★★ | 一度に切れて断面がきれい | 一切りごとに拭く手間がある |
| 糸・デンタルフロス | ★★★★★ | 抵抗がほぼなく黄身が崩れない | 両手を使うので固定が要る |
| パン切りナイフ | ★★★☆☆ | 刃が長く一度に切り切れる | 刃のギザギザが断面を荒らす |
| ピーラー(スライサー) | ★★★☆☆ | 薄い輪切りができる | 卵が崩れやすく歩留まりが悪い |
| 市販の卵切り器 | ★★★★★ | 本格的 | 輪切り・くし切りで形が違う |
卵切り器の代用品の選択肢
濡らした包丁
最も手近で、仕上がりもきれいな方法です。包丁の刃を水で濡らしてから、押さずに一度で引き切ります。水の膜が黄身の付着を防ぐので、刃に黄身がくっついて崩れることがありません。
一切りごとに刃を濡らし直すか、濡れた布巾で拭いてください。これを省くと2切れ目から黄身が刃にまとわりつき、断面が汚くなります。刃はよく研げているものを使い、力を入れずに刃の重さで切るのがコツです。
糸・デンタルフロス
断面の美しさではこれが最上です。糸を両手で持ち、卵の上から真下に押し下げるだけ。刃物と違って抵抗がほとんどないため、黄身が押し出されず、崩れもしません。
卵が転がらないよう、濡らしたまな板や布の上に置いて固定してください。デンタルフロスを使う場合は、ミント味など香りの付いていないプレーンなものを選びます。ワックス付きのものは滑りがよく切りやすくなります。
パン切りナイフ
刃が長いので、大きな卵でも一度に切り切れます。ギザギザの刃が卵の表面を捉えるため、刃が滑って逃げることがありません。
断面にギザギザの跡が残り、卵切り器のようなつるりとした仕上がりにはなりません。サラダなど見栄えを重視する用途には向かず、刻んでタルタルソースにする場合などに向いています。
ピーラー(スライサー)
薄い輪切りを作りたいときに使えます。スライサーの刃に卵を当てて軽く引けば、薄い輪切りが取れます。
ただしゆで卵は柔らかいため、途中で崩れることが多く、きれいに取れるのは数枚です。半熟卵では使えません。固ゆでにして、冷蔵庫で冷やして締めてから試してください。歩留まりは期待できないので、量が必要なときは別の方法を選びます。
市販の卵切り器
ワイヤーが並んだ輪切りタイプと、放射状に切るくし切りタイプがあります。サラダ用なら輪切り、盛り付けやお弁当ならくし切りが向いています。両方の切り方ができる兼用タイプもあります。
ワイヤーは細いため、固い食材に使うと曲がったり切れたりします。ゆで卵専用と考えてください。アボカドやバターにも使える製品もありますが、表示を確認してから使います。使用後はワイヤーの間に黄身が残るので、すぐ水に浸けると落ちやすくなります。
卵切り器の代用品を使うときのコツ
- よく冷やしてから切る:温かいゆで卵は崩れやすい。冷蔵庫で冷やすと断面が締まる。
- 固ゆでにする:半熟は黄身が流れる。輪切りにするなら中心まで固める。
- 刃や糸を濡らす:水の膜が付着を防ぎ、黄身が崩れない。
- 押さずに一度で切る:往復させると断面が荒れる。一方向に引く、または真下に押し下げる。
- 卵を固定する:転がると切り口が斜めになる。濡れ布巾の上に置くと安定する。
シーン別に見る卵切り器の代用品のおすすめ
サラダに輪切りを乗せたい
糸かデンタルフロスが最もきれいに切れます。黄身が崩れず、断面がつるりと仕上がります。包丁でも、刃を濡らして一切りごとに拭けば同等の仕上がりになります。
お弁当用にくし切りにしたい
濡らした包丁が確実です。卵を縦に置き、真上から一度で押し切ります。4等分なら半分に切ってからさらに半分にすると形が揃います。糸でも同じように切れます。
刻んでタルタルやサンドイッチにしたい
見栄えを気にしないので、包丁で粗く刻むか、フォークの背で潰すのが早いです。パン切りナイフでも構いません。保存袋に入れて手で潰す方法なら、洗い物も出ません。
