お椀がないときの汁物のよそい方
引っ越したばかりでお椀が足りない、来客で家族分より多く味噌汁を出したい、お椀が割れたり欠けたりした――お椀の代用品は家にあるもので間に合います。お椀がしているのは「熱い汁物を入れても手で持てて、口を付けて飲める」ことなので、汁物が入る深さがあり、熱くても持ちやすい器なら代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| マグカップ | ★★★★★ | 持ち手があり熱くても持てる | 具の多い汁物は食べにくい |
| スープカップ | ★★★★★ | 口が広く具も食べやすい | 和食器と並べると見た目が変わる |
| 小鉢・小さめの丼 | ★★★★☆ | 具だくさんの汁物も入る | 器が熱くなりやすい |
| ご飯茶碗 | ★★★☆☆ | 大きさと形が近い | 熱が伝わり持つと熱い |
| 紙コップ | ★★★☆☆ | 来客時の人数合わせに使える | 柔らかく熱い汁物はこぼしやすい |
お椀の代用品の選択肢
マグカップ
持ち手があるので、熱い味噌汁やスープを入れても持ちやすく、最も使いやすい代用品です。わかめや豆腐など、具の小さい汁物なら、そのまま口を付けて飲めます。
口が狭く深いので、具の多い豚汁やけんちん汁は箸で食べにくくなります。具の多い汁物は、口の広いスープカップや小鉢のほうが向いています。陶器のマグカップは、汁物を入れる前にお湯で温めておくと冷めにくくなります。
スープカップ
口が広く、両側に持ち手があるものが多いので、具だくさんの汁物も食べやすい器です。ふた付きのものなら、汁物が冷めにくくなります。洋食器ですが、味噌汁やお吸い物を入れても使いやすい形です。
和食の献立で並べると、見た目の印象が変わります。気になる場合は、無地で落ち着いた色のものを選んでください。容量が大きいものは、よそう量を控えめにします。
小鉢・小さめの丼
深さのある小鉢や小さめの丼は、具だくさんの汁物を入れるのに向いています。豚汁や粕汁など、具をしっかり食べる汁物にちょうどよい大きさです。
陶磁器は熱が伝わりやすく、熱い汁物を入れると器の外側も熱くなります。手で持ち上げて飲むときは、器の高台(底の輪の部分)と縁を持つと熱さを感じにくくなります。熱すぎる場合は、テーブルに置いたままレンゲで食べてください。
ご飯茶碗
大きさや形がお椀に近く、家族分の数がそろっていることが多い器です。来客で汁椀が足りないときに使えます。
陶磁器のご飯茶碗は薄いものが多く、熱い汁物を入れると持てないほど熱くなります。汁物を少し冷ましてから入れるか、ご飯を茶碗以外の器によそって、茶碗を汁物に回してください。
紙コップ
来客が多いときや、屋外で汁物を出したいときの方法です。厚手の紙コップを使えば、味噌汁やスープも飲めます。
紙コップは柔らかく、熱い汁物を入れると持ったときにへこんでこぼれやすくなります。2個重ねて使うと持ちやすく、熱も伝わりにくくなります。具の多い汁物には向かないので、汁気の多いものにしてください。
お椀の代用品を使うときのコツ
- 持ち手のある器を選ぶ:陶磁器は熱が伝わりやすい。持ち手があれば熱い汁物でも持てる。
- 器を先に温める:お湯を入れて温めておくと、汁物が冷めにくい。
- 具の量で器を変える:汁が多いならマグカップ、具が多いならスープカップや小鉢が食べやすい。
- よそう量は器の7〜8分目:いっぱいに入れると持ったときにこぼれる。
- 温め直すなら電子レンジ対応の器で:金や銀の縁取りがある器は電子レンジに使えない。器の表示を確認する。
シーン別に見るお椀の代用品のおすすめ
毎朝の味噌汁をとりあえず飲みたい
マグカップが最も手軽です。持ち手があるので熱くても持て、具の小さい味噌汁なら箸でも食べやすい形です。
来客で人数分のお椀が足りない
同じ形のスープカップや小鉢を人数分そろえると、食卓の見た目がそろいます。足りない分をご飯茶碗で補う場合は、汁物を少し冷ましてからよそってください。
豚汁や具だくさんのスープを出したい
口の広いスープカップか、深めの小鉢が向いています。熱くて持ちにくい場合は、レンゲを添えてテーブルに置いたまま食べられるようにします。
