粉ふるいがないときの粉のふるい方
急にお菓子を焼くことになった、レシピにふるうと書いてあるが道具がない、年に数回のために買うか迷う――家にあるもので粉はふるえます。粉ふるいの役目は「ダマをほぐして粉に空気を含ませる」ことなので、細かい網目か振動を作れれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 茶こし | ★★★★★ | 網目が細かく仕上がりが近い | 少量ずつしか通せない |
| ザル(目の細かいもの) | ★★★★★ | 一度に多くの粉を扱える | 目が粗いとダマが通る |
| 泡立て器で混ぜる | ★★★★☆ | 洗い物が少なく手早い | 大きなダマは残る |
| ポリ袋に入れて振る | ★★★☆☆ | 粉が飛び散らない | 空気の含み方は劣る |
| 市販の粉ふるい | ★★★★★ | 本格的 | 100円ショップでも手に入る |
代用品の選択肢
茶こし
網目の細かさが粉ふるいに最も近く、仕上がりに差が出にくい方法です。小麦粉や粉糖をスプーンで少しずつ入れ、縁を軽く叩きながら落としていきます。ダマがしっかりほぐれ、空気も含みます。
一度に通せる量が少ないので、200gを超えるような分量では時間がかかります。逆に、仕上げに粉糖やココアを振りかける用途では茶こしのほうが扱いやすく、専用品より出番が多いくらいです。
ザル(目の細かいもの)
ステンレスの目が細かいザルなら、一度に多めの粉をふるえます。ボウルの上にザルを置き、粉を入れてザルの縁を手のひらで軽く叩くか、スプーンの背で押し広げるようにして落とします。
麺の湯切り用のような目の粗いザルでは、ダマがそのまま通ってしまいます。使う前に光にかざして、網目が細かいかどうか確かめてください。粉が舞いやすいので、ボウルは深めのものを選ぶと片付けが楽です。
泡立て器で混ぜる
ボウルに粉を入れ、泡立て器で30秒ほどぐるぐると混ぜる方法。ダマがほぐれて空気も入るので、ふるったときに近い状態になります。道具が1つで済み、洗い物も少なく、粉も飛び散りません。
固く固まった大きなダマまでは崩しきれないので、湿気で固まった粉には不向き。ベーキングパウダーや塩など複数の粉を均一に混ぜたい場合は、この方法がむしろ確実です。
ポリ袋に入れて振る
粉をポリ袋に入れ、空気を含ませて口をしっかり持ち、30秒ほど振る方法。粉が外に舞わず、そのまま袋から出せるので後片付けが最も簡単です。
空気の含み方は他の方法に劣り、ダマも完全には消えません。スポンジケーキのように膨らみが重要なお菓子では、ザルや茶こしを使ったほうが安心です。口をしっかり閉じないと粉が噴き出すので注意してください。
市販の粉ふるい
握って動かすレバー式、カップ型のもの、ストレーナーとしても使える持ち手つきなど種類があります。100円ショップにも置いてあり、お菓子作りの頻度が高いなら1つあると効率が違います。とはいえ茶こしと目の細かいザルがあれば大半の場面は足りるので、無理に増やす必要はありません。
使うときのコツ
- 高い位置からふるう:ボウルから20〜30cm離すと粉に空気が入りやすい。
- 紙の上でふるう:クッキングシートやコピー用紙の上に落とすと、こぼれた粉も戻せる。
- 複数の粉は一緒に:薄力粉とベーキングパウダーは合わせてからふるうと均一に混ざる。
- 湿気た粉は無理をしない:固まりが多い粉は、ふるっても食感が戻らないことがある。
シーン別のおすすめ
スポンジケーキ・シフォンケーキを焼く
膨らみに直結するので、目の細かいザルか茶こしできちんとふるってください。高い位置から落として空気を含ませると、生地が軽く仕上がります。薄力粉とベーキングパウダーは合わせてから2回ふるうと、混ざりムラがなくなります。
クッキー・パウンドケーキを作る
泡立て器で混ぜるだけでも十分成立します。これらの生地は空気の含みより材料の均一さが重要で、しっかり混ぜてダマをほぐせば食感に差は出ません。バターと合わせる前に粉類をひとまとめに混ぜておくと、後の作業が早くなります。
仕上げに粉糖やココアを振る
茶こしが最適で、これは専用の粉ふるいより扱いやすい場面です。少量を入れて、ケーキの上で軽く揺すりながら全体に散らします。模様をつけたいときは、型紙を載せた上から振ってから静かに外すときれいに抜けます。
