衣類カバーがないときのほこり対策
衣替えでしまう服を守りたい、クリーニングの袋をそのまま掛けていいのか迷う、スーツや礼服を長く置く――家にあるもので衣類は守れます。カバーの役割は「ほこりと日焼けを防ぐ」ことですが、同時に「湿気をこもらせない」ことも欠かせません。ここを外すとカビの原因になります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 古いシーツ・布を掛ける | ★★★★★ | 通気性があり湿気がこもらない | 裾が開いてほこりが入る |
| 大きめの紙袋を逆さに被せる | ★★★★☆ | 形が保たれ上から覆える | 肩まわりしか隠れない |
| 不織布の収納袋・エコバッグ | ★★★★☆ | 通気性があり専用品に近い | サイズが合わないことがある |
| クリーニングのビニール袋 | ★★☆☆☆ | すぐある・完全に覆える | 湿気がこもり黄ばみやカビの原因 |
| 市販の衣類カバー | ★★★★★ | 本格的 | 不織布タイプを選ぶ |
代用品の選択肢
古いシーツ・布を掛ける
使わなくなったシーツや大判の布を、ハンガーに掛けた衣類の上から被せる方法。綿の布は通気性があるので湿気がこもらず、ほこりと日光はしっかり遮ります。専用品より優れている面すらあります。
肩の位置にハンガーのフックを通す切り込みを入れると、ずれずに収まります。裾が開いたままだと下からほこりが入るので、洗濯ばさみで数か所留めるか、布を大きめにして余裕を持たせてください。汚れたら洗えるのも利点です。
大きめの紙袋を逆さに被せる
紙袋の底に切り込みを入れてハンガーのフックを通し、逆さに被せる方法。厚みがあるので形が崩れず、上から肩まわりを確実に覆えます。買い物でたまった袋を使えるので費用もかかりません。
袋の丈の分しか隠れないため、コートのような長い衣類では下半分が出ます。丈の長いものは、紙袋と布を組み合わせるか、大きめの布に切り替えてください。紙は湿気を吸うので、湿った場所では早めに取り替えます。
不織布の収納袋・エコバッグ
布団や衣類の収納に付いてくる不織布の袋は、市販の衣類カバーとほぼ同じ素材です。通気性があり、ほこりも防げるので、そのまま転用できます。底を開けばカバーとして使えます。
サイズが衣類に合わないことがあるので、肩幅と丈を確かめてから使ってください。不織布は破れやすいので、無理に引っ張らないこと。汚れは落としにくいため、傷んだら取り替えます。
クリーニングのビニール袋
手元にあってすぐ使えますが、長期保管には向きません。ビニールは通気性がなく、湿気が内部にこもって黄ばみやカビ、においの原因になります。
クリーニング店の袋は「持ち帰るまでの埃よけ」であって、保管用ではありません。受け取ったら袋を外し、風を通してからしまうのが基本です。短期間のほこりよけとして使うなら、裾を閉じずに開けたままにしてください。
市販の衣類カバー
不織布製の通気タイプ、透明の窓が付いて中身が見えるもの、コート用の長い丈、数枚まとめて掛けるタイプがあります。100円ショップにもあり、衣替えの時期は種類が増えます。選ぶときは、通気性のある不織布であることを確認してください。ビニール製は短期のほこりよけに限られます。
使うときの注意
- 通気性のある素材を選ぶ:ビニールで密閉すると湿気がこもって黄ばむ。
- しまう前に完全に乾かす:湿った状態で覆うとカビる。晴れた日に風を通してから。
- 詰めすぎない:ぎゅうぎゅうに掛けると空気が通らず、しわもつく。
- 時々開けて換気する:数か月に一度、扉を開けて空気を入れ替える。
- 防虫剤と併用する:カバーだけでは虫は防げない。衣類の上のほうに置く。
シーン別のおすすめ
衣替えで長期間しまう
古いシーツを掛けるか、不織布の袋を使うのが最も安全です。しまう前に必ず洗って完全に乾かし、晴れた日に風を通してから覆ってください。防虫剤は衣類の上のほうに置くと、成分が下に降りて全体に行き渡ります。
スーツ・礼服を守りたい
クリーニングのビニール袋は必ず外し、不織布のカバーか布に替えてください。数か月に一度は取り出して風を通すと、においも防げます。肩の形を保つには、細いハンガーではなく厚みのあるものに掛け替えると型崩れしにくくなります。
ほこりだけ防げればいい
大きめの紙袋を逆さに被せるのが手早く、肩まわりのほこりはこれで防げます。丈の長い衣類は、下半分に別の布を足すか、大判のシーツに切り替えてください。日光が当たる場所なら、色あせを防ぐ意味でも布のほうが安心です。
