天板がないときの焼き方
オーブンを買ったら天板が1枚しかない、汚れてしまって今すぐ使えない、トースターに付属していない――家にある耐熱の器で代用できます。天板がしているのは「食材を平らに支え、熱を受けて下から伝える」ことなので、オーブンに入る耐熱の平たいものがあれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 耐熱皿・グラタン皿 | ★★★★★ | そのまま食卓に出せる | 厚みがあり火通りが緩やか |
| アルミホイルで受け皿を作る | ★★★★☆ | 好きな大きさに作れる | 強度がなく移動しにくい |
| 使い捨てのアルミ皿 | ★★★★☆ | 洗い物が出ない | 薄いものは底が焦げやすい |
| 金属製のバット | ★★★★☆ | 天板に近い薄さで熱が回る | 取っ手付きは入らないことも |
| 市販の天板・オーブンパン | ★★★★★ | 本格的 | 庫内サイズを測ってから買う |
代用品の選択肢
耐熱皿・グラタン皿
最も確実な代用品です。耐熱と明記された陶器やガラスの皿なら、そのままオーブンに入れられます。焼き上がりをそのまま食卓に出せるので、グラタンやローストチキンのような料理では天板より便利なこともあります。
陶器やガラスは金属の天板より熱の伝わりがゆるやかなので、焼き時間を数分長めに見てください。急激な温度変化に弱く、熱い状態で濡れた台に置くと割れることがあります。冷ますときは乾いた鍋敷きの上に置きます。
アルミホイルで受け皿を作る
ホイルを2〜3枚重ねて縁を2cmほど折り上げれば、好きな大きさの受け皿になります。天板が足りないときや、庫内の空きスペースで少量だけ焼きたいときに重宝します。
強度がないので、焼く前に網の上へ置いてから食材を乗せてください。出し入れのときに変形して中身がこぼれやすいため、重いものや水分の多いものには向きません。縁をしっかり立てると、肉汁や油の流出を防げます。
使い捨てのアルミ皿
スーパーやホームセンターで手に入る使い捨てのアルミ容器は、そのままオーブンに入れられます。油汚れがひどくなる料理や、洗うのが面倒なときに割り切って使えるのが利点です。
薄手のものは底が焦げやすいので、網の上に置き、庫内の下段は避けてください。持ち上げると変形するため、取り出すときは下から支えるか、網ごと引き出します。
金属製のバット
厚みが天板に近く、熱の伝わり方も似ているため、仕上がりが最も天板に近づきます。ステンレス製なら変形の心配も少なく、繰り返し使えます。
プラスチックの持ち手や樹脂パーツが付いたものは、加熱で溶けるので使えません。また庫内の幅ぎりぎりだと熱風が回らず焼きムラが出るので、四方に隙間ができるサイズを選んでください。
市販の天板・オーブンパン
メーカー純正のほか、汎用のオーブンパンも売られています。買い足せば2段焼きができるようになり、クッキーやパンをまとめて焼きたいときに効率が上がります。
購入前に庫内の幅・奥行き・レールの位置を測ってください。数ミリの違いで入らないことがあります。油汚れは焼き付く前に落とすと長持ちします。
焼くときのコツ
- クッキングシートを敷く:代用品はこびりつきやすい。敷くだけで後片付けが変わる。
- 網の上に置く:薄い容器は直接レールに乗せず、網で支えると安定する。
- 四方に隙間を作る:庫内いっぱいだと熱風が回らず、焼きムラの原因になる。
- 耐熱表示を確認する:「電子レンジ可」と「オーブン可」は別物。必ず表示を見る。
- 予熱に入れておく:容器ごと温めておくと、天板に近い立ち上がりになる。
シーン別のおすすめ
クッキーやパンを焼きたい
金属製のバットが最も近い仕上がりになります。生地が薄く均一なお菓子は底の熱の伝わり方が仕上がりを左右するので、陶器よりも金属を選んでください。クッキングシートを敷けば、取り出しもそのまま持ち上げるだけです。
グラタンや肉料理を焼きたい
耐熱皿がそのまま器になるので最適です。水分や油が出る料理でも受け止められ、庫内を汚しません。チーズの焼き色を強く付けたいときは、最後の数分だけ上段に移すときれいに色づきます。
トースターで少量だけ焼きたい
アルミホイルで作った受け皿か使い捨てのアルミ皿が手軽です。トースターは庫内が狭く熱源が近いので、ホイルが熱線に触れないよう高さに余裕を持たせてください。食材がはみ出さない大きさに作るのが安全です。
