トースターがないときのパンの焼き方
引っ越したばかりで買っていない、壊れてしまった、置き場所がなくて手放した――家にある調理器具でパンは焼けます。トースターの役割は「表面を短時間で高温にして焼き色をつける」ことなので、その条件さえ作れれば専用機がなくても仕上がりは近づきます。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フライパン | ★★★★★ | 外は香ばしく中はしっとり | 両面をひっくり返す手間 |
| 魚焼きグリル | ★★★★★ | 上下から一気に焼ける | 焦げるのが早い |
| オーブンレンジのオーブン機能 | ★★★★☆ | 枚数をまとめて焼ける | 予熱に時間がかかる |
| 電子レンジ+アルミホイル無しの工夫 | ★★☆☆☆ | とにかく早い | 焼き色がつかず水っぽい |
| 市販のトースター | ★★★★★ | 本格的 | 置き場所が必要 |
代用品の選択肢
フライパン
フタつきのフライパンを弱めの中火で温め、パンを置いてフタをして2〜3分。裏返して1分ほど焼けば、外は香ばしく中はもっちりした食パンになります。トースターより水分が逃げにくく、好みによってはこちらのほうがおいしいと感じる人もいます。
油は引かず、フライパンが温まってからパンを置くのがコツ。焦げやすいので火加減は弱めから始め、様子を見ながら調整してください。冷凍食パンもそのまま焼けます。
魚焼きグリル
上下から強い熱が当たるため、トースターに最も近い焼き上がりになります。予熱1分ほどでパンを入れ、片面焼きなら1〜2分、両面焼きグリルならさらに短時間で焼き色がつきます。
火力が強く、目を離すと数十秒で焦げます。必ずその場で見ていること。魚のにおいが移るのが気になる場合は、使う前にグリルを空焼きするか、アルミホイルを敷いてから焼くと軽減できます。
オーブンレンジのオーブン機能
200〜230度に予熱した天板にパンを並べれば、複数枚をまとめて焼けます。家族分を一度に用意したい朝や、グラタントーストのような具材つきのパンに向いています。
予熱に10分前後かかるので、1枚だけ焼きたいときには不向き。天板にクッキングシートを敷くと、チーズが落ちても後片付けが簡単になります。
電子レンジ(あたためのみ)
とにかく急いでいるときの最終手段。20〜30秒温めれば食べられる状態にはなりますが、焼き色はつかず、水分が出て食感は柔らかく湿ったものになります。
加熱しすぎると冷めたときに硬くなるので、短時間にとどめてください。オーブントースター機能つきのレンジであれば、そちらを使えばトースターとほぼ同じ結果が得られます。
市販のトースター
ポップアップ式は場所を取らず食パン専用として手軽、オーブントースターはグラタンや冷凍ピザにも使えて汎用性があります。高価格帯のスチーム式は焼き上がりの差が明確に出ますが、毎朝パンを食べる習慣がなければ、フライパンや魚焼きグリルで十分間に合います。置き場所と使用頻度から判断してください。
使うときのコツ
- 予熱してから入れる:冷たい状態から焼くと水分が抜けてパサつく。
- その場を離れない:グリルもフライパンも、焦げるまでが早い。タイマー任せにしない。
- 厚切りはフタをする:表面だけ焦げて中が冷たくならないよう、蒸し焼きの時間を作る。
シーン別のおすすめ
朝、食パンを1〜2枚焼く
フライパンか魚焼きグリルが手早く済みます。フライパンはフタをして蒸らすぶん中がもっちり仕上がり、グリルは短時間でカリッとした焼き色がつきます。予熱の要らない分、オーブンより早く食べ始められます。
家族分をまとめて焼く
オーブン機能が効率的です。天板に並べて一度に4〜6枚焼けるので、順番待ちが発生しません。予熱の時間はかかりますが、その間に他の準備を進められます。焼き色にムラが出たら、途中で天板の前後を入れ替えてください。
チーズトースト・冷凍ピザを焼く
魚焼きグリルかオーブンが向いています。上から強い熱が当たるのでチーズがきれいに溶けて焦げ目がつきます。フライパンの場合はフタをして蒸らすとチーズは溶けますが、表面の焦げ目はつきにくくなります。落ちたチーズが焦げつくので、アルミホイルかクッキングシートを敷いておくと片付けが楽です。
