食器棚がないときの収納
引っ越したばかりで買っていない、キッチンが狭くて置けない、食器が増えて入りきらない――家にあるもので収納は作れます。食器棚に求められるのは「重さを支える」「地震で倒れない」の2点で、見た目より安全性を軸に選ぶのが正解です。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| カラーボックス | ★★★★★ | 棚として十分な強度がある | 横向きに置き転倒対策を |
| スチールラック | ★★★★★ | 耐荷重が高く高さも自由 | 揺れると食器が落ちる |
| シンク下・吊戸棚を活用する | ★★★★☆ | 棚を増やさず収まる | 湿気とにおいに注意 |
| 収納ボックス・かごに重ねて入れる | ★★★☆☆ | 省スペースで隠せる | 出し入れが面倒になる |
| 市販の食器棚 | ★★★★★ | 本格的 | 設置場所の採寸が必須 |
代用品の選択肢
カラーボックス
食器棚の代わりとして最も使われている方法です。縦置きでも横置きでも使え、横に倒して置けば低く安定した棚になります。上に天板を載せれば作業台としても使え、キッチンの一角がまとまります。
食器は見た目より重いので、棚板がたわむようなら1段あたりの量を減らしてください。縦置きにする場合は、必ず転倒防止の金具や突っ張り棒で壁と固定します。扉がないため、ほこりが気になるなら前面に布を掛けると解決します。
スチールラック
耐荷重が高く、棚板の高さを自由に変えられるので、皿の高さに合わせて無駄なく詰められます。奥行きのあるタイプなら、鍋や家電も一緒に置けてキッチン全体の収納力が上がります。
棚板が網状のものは小さな食器が傾くので、板やマットを敷いてください。地震で揺れると食器が滑り落ちるため、前面にバーを付けるか、滑り止めシートを敷いておくと安心です。
シンク下・吊戸棚を活用する
新しい家具を増やさずに済む方法です。シンク下にコの字ラックや突っ張り棒を入れて段を作れば、収納量が倍近くになります。吊戸棚は取っ手付きのかごに入れてから収めると、高い位置でも出し入れが楽になります。
シンク下は湿気がこもりやすく、においも移りやすい場所です。食器を入れる場合は、扉を時々開けて換気し、ふきんや新聞紙を敷いておくと湿気を吸ってくれます。
収納ボックス・かごに重ねて入れる
使う頻度の低い来客用の食器を、ボックスにまとめてしまう方法。棚がなくても場所さえあれば収まり、ほこりもかぶりません。
重ねて詰めると出し入れのたびに全部どかすことになるので、普段使いの食器には向きません。皿の間に布やキッチンペーパーを挟むと、擦れて欠けるのを防げます。
市販の食器棚
扉付きで背の高いもの、カウンター型で作業台を兼ねるもの、幅の狭い隙間収納タイプまでそろっています。買う前に、置き場所の幅・奥行き・高さに加え、玄関から搬入経路の最も狭い箇所を測っておいてください。地震で倒れると危険な家具なので、固定できる壁があるかも確認しておきます。
使うときの注意
- 転倒防止を必ず行う:食器を入れた棚は重い。突っ張り棒や金具で壁と固定する。
- 重いものは下に:重心を低くすると倒れにくい。皿や鍋は下段へ。
- 滑り止めを敷く:棚板に滑り止めシートを敷くと、揺れても食器が動かない。
- 高い位置にガラスを置かない:落ちると割れて危険。よく使うものは腰から目の高さに。
- 耐荷重を確認する:カラーボックスの棚板は重さに限りがある。詰め込みすぎない。
シーン別のおすすめ
一人暮らし・食器が少ない
カラーボックスを横置きにするのが手軽で、費用も場所も抑えられます。上に電子レンジや炊飯器を置けば作業台も兼ねられます。低い形なので転倒の心配も少なく、引っ越しのときも運びやすい選択です。
家族分の食器を収めたい
スチールラックが収納量の面で有利です。棚板の高さを食器に合わせて詰めれば、同じ面積でも入る量が変わります。地震対策として滑り止めシートを全段に敷き、壁への固定も忘れずに行ってください。
キッチンが狭くて置き場所がない
シンク下と吊戸棚を作り込むのが現実的です。突っ張り棒やコの字ラックで段を増やせば、新しい家具を置かずに収納量を増やせます。それでも足りない分は、使用頻度の低い食器をボックスにまとめて別の場所に移してください。
