スライサーがないときの薄切りの仕方
きゅうりの酢の物を作りたいがスライサーがない、玉ねぎを薄く切ってサラダにしたい、買うほど使うかわからない――スライサーの代用品は家にあるもので間に合います。スライサーがしているのは「固定した刃に食材を滑らせて、同じ厚さの薄切りを素早く作る」ことなので、刃の角度と厚さを一定に保てる工夫があれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 包丁 | ★★★★★ | どんな食材にも対応できる | 厚さを揃えるにはコツがいる |
| ピーラー | ★★★★★ | スライサーに近い薄さが出る | 幅の広い食材には使えない |
| パン切り包丁 | ★★★☆☆ | トマトなど柔らかいものを潰さず切れる | 硬い野菜には向かない |
| フードプロセッサーのスライス刃 | ★★★★☆ | 大量でも一気に切れる | 厚さの選択肢が少ない |
| 市販のスライサー | ★★★★★ | 本格的 | 指を守る安全ホルダー付きを選ぶ |
スライサーの代用品の選択肢
包丁
最も確実な方法です。食材を平らな面を下にしてまな板に置き、刃を手前に引きながら薄く切っていきます。玉ねぎやにんじんのように転がるものは、半分に切って安定させてから切ってください。
厚さを揃えるには、左手の指を軽く曲げて第一関節を刃に当てる「猫の手」で、指を少しずつ後ろへずらすのがコツです。刃が切れないと薄切りは潰れるので、切れ味が落ちていれば先に研いでください。急がず一定のリズムで切ると、幅が揃います。
ピーラー
薄さの点ではスライサーに最も近い仕上がりになります。きゅうり、にんじん、ズッキーニなどを縦にピーラーで削ると、リボン状の薄切りができます。サラダやマリネ、酢の物にそのまま使えます。
幅が刃の長さで決まるため、玉ねぎや大根のように太いものは丸ごと削れません。大根は棒状に切ってから削ると使えます。短くなってきたら手を切りやすいので、最後の部分は包丁で切るか、フォークで刺して押さえてください。
パン切り包丁
トマトやゆで卵、柔らかいパンのように、普通の包丁だと潰れやすい食材に向いています。波刃が表面に食い込むので、力をかけずに前後に引くだけで薄く切れます。
にんじんや大根のような硬い野菜には向きません。波刃が引っかかって断面が荒れ、厚さも揃いにくくなります。柔らかいものを切るときも、押し切りではなく刃を前後に動かすことを意識してください。
フードプロセッサーのスライス刃
付属のスライス用ディスクがあれば、キャベツや玉ねぎ、きゅうりを数秒で薄切りにできます。千切りキャベツを大量に作りたいときや、ポテトチップス用のじゃがいもなど、量が多い場合に便利です。
厚さはディスクの種類で固定されるため、細かい調整はできません。食材を投入口に押し込む際は必ず付属の押し棒を使い、指を入れないでください。少量だと刃に当たらずに残るので、まとめて処理する用途に向きます。
市販のスライサー
薄切り専用の片刃タイプ、厚さを調整できるタイプ、千切り・波切りの刃が替えられるセットタイプがあります。使う頻度が高いなら、厚さ調整ができるものが応用範囲が広くなります。
指を切る事故が多い道具なので、食材を押さえる安全ホルダーが付属しているものを選び、短くなった食材は必ずホルダーを使ってください。刃はセラミック製とステンレス製があり、セラミックは軽く錆びませんが落とすと欠けることがあります。
スライサーの代用品を使うときのコツ
- 平らな面を下にする:転がる食材は半分に切って安定させる。切り口が安定すると厚さも揃う。
- 刃を研いでおく:切れない刃で薄切りすると潰れて繊維がつながる。
- 引いて切る:押し付けると潰れる。刃を手前に引きながら切ると薄く切れる。
- 冷やしてから切る:トマトや玉ねぎは冷蔵庫で冷やすと身が締まり、薄切りしやすい。
- 最後は無理をしない:短くなった食材は指を切りやすい。フォークで刺すか包丁に切り替える。
シーン別に見るスライサーの代用品のおすすめ
きゅうりの酢の物や浅漬けを作りたい
ピーラーで縦に削るか、包丁で薄く切るのが手軽です。ピーラーならリボン状、包丁なら輪切りと、料理に合わせて選んでください。塩をふって水気を絞れば、厚さが多少揃わなくても食感は気になりません。
玉ねぎのサラダやマリネを作りたい
包丁で繊維に沿って薄く切ります。半分に切った玉ねぎを平らな面を下にして置き、猫の手で押さえながら引き切りしてください。水にさらすと辛みが抜けて、厚みが少し残っても食べやすくなります。
千切りキャベツを大量に作りたい
フードプロセッサーのスライス刃が最も早く、仕上がりも揃います。なければ包丁でキャベツを4分の1に切り、芯を取って葉を重ね、端から細く刻んでください。冷水にさらすとシャキッとします。
