漬物石がないときの重しのかけ方
白菜漬けを仕込みたい、梅干しの重しが必要になった、石を買うほどではない――家にあるもので重しはかけられます。漬物石の役目は「均一な重さで押し続ける」ことなので、適切な重さと安定した形さえ確保できれば代わりになります。
| 使えるもの | おすすめ度 | 近いポイント | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 水を入れたペットボトル | ★★★★★ | 重さを自由に調節できる | 倒れないよう並べ方に工夫 |
| 米や砂糖の袋 | ★★★★★ | 重さが分かっていて面で押せる | 濡れないよう袋で二重に |
| 水を張ったボウル・鍋 | ★★★★☆ | 容器の口径に合わせやすい | こぼすと漬け汁が薄まる |
| 皿を重ねる | ★★★☆☆ | すぐ用意できる | 重さが足りないことが多い |
| 市販の漬物石 | ★★★★★ | 本格的 | 使わない時期の置き場所に困る |
代用品の選択肢
水を入れたペットボトル
最も扱いやすい方法です。水は1リットルがほぼ1kgなので、必要な重さを正確に作れます。2リットルのボトルを2本置けば約4kg、少し軽くしたければ水を減らすだけと、調整が自由自在です。
丸いボトルは転がるので、容器の口径に合わせて数本を隙間なく並べるか、平たい皿を落とし蓋のように敷いた上に載せてください。使い終われば水を捨ててたためるので、保管場所も取りません。
米や砂糖の袋
5kgの米袋、1kgの砂糖や塩の袋は重さが表示されているうえ、袋自体が変形して面で押してくれるため、圧が均一にかかります。白菜漬けのように重量が必要な漬物には特に向いています。
漬け汁が染みると食品が使えなくなるので、必ずポリ袋に入れて口を縛り、二重にしてから載せてください。米は湿気を吸うと品質が落ちるため、袋が濡れていないか都度確認します。
水を張ったボウル・鍋
漬物容器の口径に近いボウルや鍋に水を張って載せる方法。底が平らで面積が広いぶん、圧が全体に行き渡ります。水の量で重さを微調整できるのも利点です。
持ち上げるときに水がこぼれると、漬け汁が薄まったり床が濡れたりします。様子を見るために何度も外すなら、ペットボトルのほうが扱いは楽です。ステンレス製は塩分に強いので、この用途に向いています。
皿を重ねる
大きめの平皿を落とし蓋がわりに敷き、その上に別の皿を数枚重ねる方法。今すぐ何もないときの応急処置になります。浅漬けやきゅうりの塩もみのように、軽い重しで足りる場合には十分です。
陶器の皿は見た目ほど重くなく、白菜漬けに必要な重量には届きません。枚数を積むと不安定になって落下の危険もあるので、他の方法と組み合わせるのが安全です。
市販の漬物石
天然石のもの、樹脂製で持ち手のついたもの、容器と一体になった押し蓋式のものがあります。重さの種類が揃っていて安定感は最も高い一方、漬物をしない時期の置き場所には悩まされます。年に数回なら、ペットボトルと米袋で十分間に合います。
使うときのコツ
- 重さは材料の2倍が目安:白菜漬けなど水を出す漬物は、最初に材料の重さの2倍前後をかける。
- 水が上がったら軽くする:漬け汁が材料の上まで来たら、重さを半分程度に減らす。
- 落とし蓋を挟む:重しを直接載せず、皿やラップを一枚挟むと圧が均一になる。
- 塩分に触れさせない:金属は塩分でさびる。ポリ袋やラップで包んでから載せる。
- 倒れない形にする:高く積み上げない。人やペットが当たって崩れる位置は避ける。
シーン別のおすすめ
白菜漬け・キャベツの漬物
材料の2倍前後の重さが必要なので、米袋やペットボトルを複数本使います。白菜3kgなら6kg前後が目安。水が上がってきたら重しを半分に減らし、そのまま漬け込みます。容器の口いっぱいに広がる面で押せる米袋は、この用途で特に扱いやすい方法です。
きゅうり・浅漬けを作る
軽い重しで足りるので、水を入れたペットボトル1本や皿数枚で十分です。ポリ袋に材料と塩を入れて口を縛り、その上から本や皿を載せるだけでも浅漬けはできます。冷蔵庫に入れるなら、袋のまま上に何か載せる形が場所を取りません。
梅干し・らっきょうを漬ける
梅は最初に梅の重さと同量程度の重しをかけ、梅酢が上がったら半分に減らします。ペットボトルは重さの調整がしやすく、この工程に向いています。金属が塩分に触れるとさびるので、ボウルや鍋を使う場合もラップで包んでから載せてください。
